歯科助手の ライトの当て方

歯科助手のアシスタント行為の中で一番簡単に出来て
とても難しいのが治療時の患者さんのお口の中を照らすライトの位置を調整する事です。
(滋賀県の歯科助手さんよりご質問いただきました)

ライトの位置を調節する事は治療を行っているドクターからすると、とてもありがたい事です。

ドクターの両手は治療に使用されていて手を他の場所に使いたくないのです。
そんな時に歯科助手さんのアシスト行為が非常に嬉しいのです。

働いたその当日からライトの位置の調節は出来ます。ですのでどんどん積極的にドクターの治療のサポートをしてあ
げて下さい。ただとても難しい事もあります。

それは奥歯や上の歯の時にしっかり光が当たっているのか?それともドクターの見たいところに光がしっかり当たっ
ているのか?というより高度な光の当て方になるとなかなか難しくなります。

まず理由としてドクターが直視できる下の歯の場合はライトの位置もアシスタントの方とで良いです。
ただ上の歯の場合はドクターはミラーを使用して歯を見る事が多くなりますので、光はドクターが使用するミラーに当
ててあげないといけません。つまりほとんど患者さんの真上かドクターの頭の後ろ(目と同じ方向)から光を当ててあ
げないといけないことになります。
その点を良く確認してからライトを当ててあげるとドクターから大変感謝される事でしょう。頑張ってくださいね。

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あと患者さんの治療している歯によってもライトの当て方の難易度が変わってきます。
いちばん簡単なのは患者さんの右側の下の歯の治療時のライトの当て方です。
理由はアシスタント側より(通常患者さんの左側)とても見えやすいからです。
次に患者さんの右上の歯の治療時→左下→左上と難しくなってきます。
治療している歯の場所を事前に知っておけば今回は大変だな!とか簡単に光を当てれるな!と分かるはずですよ!

もし病院に模型があったら自分がドクターチェアに座ってその模型を実際の患者さんと同じ向きにして自分でライトを
当ててみるといいかもしれません。
この方向からの光なら良く見えるとか見えないというのが分かってくると思います。あとドクターの治療姿勢によっても
光の当て方も違うのでいろいろ試してみてください。



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