歯科助手さんの知っていて欲しい外科治療の知識
歯科の領域での外科治療とは
通常の歯科医院では上記の1や2が多く行われ、最近は3や4を行う病院も増えてきています。
歯科医院といえば「歯を抜く」なんてイメージがありますよね。でも実際はどうやって抜くか皆さん知っていますか?
簡単そうでもどんな器具や薬や材料や手法で行うかを知っているだけで、働き始めてからの覚えるスピードは
ぜんぜん違います。まず歯科医院で行う代表的な外科処置である「抜歯」を知っておきましょうね!
抜歯:EXT(エキスト)
抜歯の流れ
抜歯治療の流れは
1 麻酔処置により無痛状態にする。(用意する物:表面麻酔、浸潤麻酔)
2 麻酔が効いてきたら歯を骨から脱臼させる(用意する物:エレベーターもしくはヘーベル)
3 脱臼させたら歯を抜き取る(用意する器具:鉗子(カンシ)
4 抜去後は止血処置を行う。(用意する器具:縫合糸、持針器、止血ガーゼ)
5 止血確認後に術後の注意事項の説明をします
a 当日の入浴は控える事。
b 当日は激しい運動は控える事。
c 当日は血の味がするけどもあまり水でうがいをしすぎる事を避ける事。
d 指示された薬は正しく服用する事。
e 出血が気になる時はガーゼのような物を20分ほど咬んで止血する様にする事。
f 痛みが強い時は頓服薬(痛み止め)を服用し、それでも止まらなければ病院に連絡していただく。
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